情報処理技術者試験は転職時に評価されないこともない

「情報処理技術者試験なんて役に立たない」という意見をたまに目にします。が、それはその方の要領が悪いだけでしょう。少なくともぼくには、転職活動時に合格を評価された経験があります。

2014年9月、転職活動をしていたぼくは、ある企業から内定をいただきました。当時ぼくは41歳で、採用のハードルはそれなりに高かったはずです。

その際、入社を認める条件として「情報処理技術者試験の合格証明書の提出」を要求されました。事前に渡した履歴書の保有資格欄に、応用情報技術者試験、データベーススペシャリスト試験、そして情報セキュリティスペシャリスト試験の合格歴を記載していたのです。

仮に、合格歴が評価に影響しないのであれば、合格証明書の提出は不要なはずです。提出させるということは、多少は評価されていたのだと思います。ひょっとすると、先方は単に「応募者が嘘つきかどうか見きわめたかった」だけなのかもしれません。が、そうだとしても「嘘つきかどうかの判定には役立つ」とはいえるわけです。

その企業とは結局は縁がなかったのですが、試験合格を評価してくれたことに今は感謝しています。

情報処理技術者試験アンバサダー(非公認)が試験の魅力を語ります

情報処理技術者試験が好きすぎて困るので、今日から非公認アンバサダーとして、試験の魅力を発信していくことに決めました。IPAには事前確認済みですが、文字どおり非公認、非公式、ぼくが勝手に進める活動なので、その点は誤解なきようお願いいたします。

初回の今回は、ぼくが思う情報処理技術者試験の最大の魅力について語ってみます。


情報処理技術者試験の最大の魅力は、ずばり「やりこみ」です。試験区分は情報処理安全確保支援士試験を含めると13区分あります。これ、ぜんぶ合格したくなりませんか?

  • ITパスポート試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • ITストラテジスト試験
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • システム監査技術者試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

ぼくはWebエンジニアなので、エンベデッドシステムスペシャリスト試験とシステム監査技術者試験を除く11区分は、業務に関係が深いんですよね。勉強して無駄になることはないし、試験を受けない理由がない。

そんな気持ちで受け続けてきたら、未合格が下記の5区分となりました。

  • ITパスポート試験(昔の初級システムアドミニストレータ試験には合格済み)
  • 基本情報技術者試験(昔の第二種情報処理技術者試験には合格済み)
  • ITストラテジスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • 情報処理安全確保支援士試験(昔の情報セキュリティスペシャリスト試験には合格済み)

図抜けた技術者でないぼくでも、コンプリートが現実的に見えてきたわけです。やればできる。

というわけで、すっかりハマってしまいました。ゲームのやりこみが好きなITエンジニアの皆さん、とりあえず受験してみてはいかがですか。たぶんハマると思います。

技術士(情報工学部門)の第二次試験を再々受験して思ったこと

池袋の後藤学園で、技術士(情報工学部門)の第二次試験を受けてきました。選択科目は「ソフトウェア工学」です。新しい試験制度の印象は、記述量が増えて疲れた出題内容がシステムアーキテクト試験の午後2に近くなった、の2つでした。

記述量は、昨年までの「4200字以内」から「5400字以内」に増えました。昨年までは午前の必須科目が択一式だったのですが、今年から記述式試験に変わったのです。最後のほうは手が疲れ、普段から汚い字がより汚くなってしまいました。採点者の方には申し訳ないことです。

変わったのは記述量だけではありません。応用能力、問題解決能力、課題遂行能力が従来より重視されるようになりました。そのため、経験に基づいた記述を求められるシステムアーキテクト試験の午後2に近づいた印象です。システムアーキテクト試験にはなんとか合格しているので、ぼくにとってはありがたい傾向ではあります。

もし今年も結果が芳しくなければ、来年は選択科目を「ソフトウェア工学」から「情報基盤」に変えてみようかなと思っています。一昨年、昨年と「ソフトウェア工学」で受験したため、今年も深く考えずに「ソフトウェア工学」で申し込んでしまいました。昨年までの「情報ネットワーク」が「情報基盤」に再編され、その「情報基盤」に「ウェブシステム及び関連技術に関する事項」が専門分野として含まれていることに気づいたのは、昨日のことでした。ぼくはずっとウェブシステムに関わってきたので、そちらを選ぶのが適切だった気がします。実際に問題を見てみると、SPAやCDN、パスワード定期変更や証明書期限切れといった、あれこれ書きたくなるような面白い内容でした。

筆記試験の合格発表は10月29日です。それまでひたすら待つしかありません。正答がないため自己採点できないのです。仮に合格していても、次は口頭試験が待っています。なかなかハードな試験です。

追記(2019-10-29)

今年もダメでした。狭き門すぎる…。

プロフィール
Web開発者。現在の関心事はシステム品質の改善(特に性能効率性と保守性)。JAPAN MENSA会員。
カテゴリ別アーカイブ
記事検索