PHPマニュアルの日本語版をビルドするためのDockerイメージを公開しました。

このイメージを使うと、手間のかかる設定をせずに、PHPマニュアルの日本語翻訳が始められます。

翻訳の始め方

まずはオンラインエディタにログインし、翻訳対象ファイルを決め、翻訳を進めていきます。このあたりは以前Qiitaに書いた「PHPマニュアル日本語版にパッチを送る」が参考になるかと思います。

いい感じに翻訳できたら、表示を確認するため、Dockerコンテナ上でファイルを編集し、マニュアルをビルドしてみましょう。たとえば、ja/language/predefined/error/getcode.xml を編集する場合は下記のような手順になります。

# Dockerイメージを取得
docker pull iwamot/phd-ja

# コンテナを起動
docker run -it -p 8080:80 --name phd-ja iwamot/phd-ja

# 最新のソースを取得
docker exec phd-ja svn up

# コンテナのbashに入る
docker exec -it phd-ja bash

# ファイルを編集し、コンテナから抜ける
vi ja/language/predefined/error/getcode.xml
exit

# マニュアルをビルド
docker exec phd-ja ../scripts/phd-configure
docker exec phd-ja ../scripts/phd-build

編集内容は http://localhost:8080/phd-ja/error.getcode.html で確認できます。違和感がなければオンラインエディタに戻り、パッチを送ってみましょう。

イメージを公開した理由

PHPマニュアルのビルド環境を作るのには手間がかかります。PHP5環境の準備、Subversionリポジトリのチェックアウト、PhDのインストール、HTTPサーバの設定などが必要なためです。この手間を省ければ、翻訳への参加者が増えるかもしれないと考えました。

日本語への翻訳率は63%と比較的高いのですが、それでも現時点で4000ファイル以上が未翻訳、700ファイル以上が古くなっている状況です。翻訳率を高めるには、参加者を増やすのが効果的だと思っています。

改善案などの連絡手段

「Dockerfileのベストプラクティスはこうだよ」とか「テストがないけど、こんなふうに書いたらいいんじゃない?」とか「素のデザインだと見づらいのでCSSを書いてみたよ」とか、何かしらお気づきの点がありましたら、GitHubのプルリクエストやissue、Twitterなどでお知らせいただければ幸いです。

ぼくはこれまでサーバ上に直接、ビルド環境を作っていましたが、今後はこのDockerコンテナで作業します。不便を感じたら、随時改善して公開イメージに反映していきます。