オブジェクト指向

スタティックメソッドの使いどころ

最近、スタティックメソッドの使いどころについて考えていた。結局「スタティックメソッドのラッパ」以外の用途が思いつかなかった。


スタティックメソッドA内で、インスタンスBのインスタンスメソッドを呼びたくなったとしたら、そもそもメソッドAはインスタンスBに属してしかるべきだ。簡単にいえば、Adder.add(a, b) はおかしくて、Foo.new(a).add(b) とすべきということだ。

なぜ「すべき」なのか。それがオブジェクト指向だからだ。手続き型のコードが書きたければ、オブジェクト指向言語を使う必要はない。

これまでの話を裏返せば、メソッド内でインスタンスメソッドを呼ばない場合にだけ、スタティックメソッドを使ってよいということになる。すなわち「スタティックメソッドのラッパ」である。

いったい、スタティックメソッドのラッパが欲しくなる場面がどれだけあるだろうか。


開発中のコードを上記の指針でリファクタリングしたら、スタティックメソッドが一切なくなった。よかった。

リファクタリングどこまでやるの

僕はプログラミングの際、設計についてはあまり考えず、必要な機能を満たすコードをガーッと書いて、あとでザクザクとリファクタリングすることが多い。クラス数が元の何倍になることもある。

とはいえ、完璧主義の僕にとってリファクタリングは、いくらやっても終わらないハマりポイントになりがちだ。なので、コードからなんとなく漂う違和感がなくなった段階で、思いきって終わりにするしかない。


下記は、リファクタリング途中のコードを模式化したものです。さて、僕はどこまでリファクタリングしたでしょうか。

class PetOwner
  def initialize(pet)
    @pet = pet
  end

  def work
    case @pet.type
    when 'dog'
      self.buy_dog_food
    when 'rabbit'
      self.tidy_up_room
    when 'bird'
      self.close_window
    end
  end

  ...
end

答は後日。細かい点は気にせず、インスタンス変数のプロパティに応じて異なるメソッドを呼んでいる構造にのみ注目してください。


追記(2016-03-15)

こんな感じにした。

class PetOwner
  def initialize(pet)
    @pet = pet
  end

  def work
    self.fulfill(@pet.owners_duty)
  end

  ...
end

class Pet
  def initialize(type)
    @type = type
  end

  def owners_duty
    case @type
    when 'dog'
      BuyingDogFood.new
    when 'rabbit'
      TidyingUpRoom.new
    when 'bird'
      ClosingWindow.new
    end
  end
end
  • case文をPetクラスに移動した。typeによる分岐はPetクラスの責務だと思ったので。
  • PetOwnerクラスのインスタンスをPetクラスのメソッド引数で渡すのは避けた(なんとなく)。

これでよかったのかどうか、今はまだ分からない。とりあえず寝よう。

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