転職

『キャリアの成功とは何か』を読んでいい感じに転職できた

今回の転職活動中には伊賀泰代さんの『キャリアの成功とは何か』を何度も読み返しました。タイトル通り「キャリア形成の成功とは何か」が簡潔に述べられているからです。

伊賀さんはキャリア形成の成功とは次の3つのステップを達成することであるとしています。

  1. 自分が職業人生で達成したい使命が明確になる。
  2. その使命の達成を、自分の職業とできる。
  3. 職業人生におけるコントロールを自分で握る。

ぼく自身は恥ずかしながら40代なかばを過ぎてようやく自分の使命が明確になりました。ひとことで言えば「システムの性能効率性および保守性を向上させる」です。このようなシステム品質の向上をプログラマ人生後半戦のテーマに据えようと考え始めたのは昨年4月のことでした。

それから1年あまり経った今月にはSREへのキャリアチェンジが実現できました。昨年8月に入社したAWS Japanでは仕事を続けても使命を達成できるイメージが描けなかったのです。そのためSREへのキャリアチェンジを目指して転職活動を進めていたのでした。首尾よく使命の達成が自分の職業となりました。

念のために触れておくとAWS入社が失敗だったとは考えていません。AWSのネームバリューがなければスムーズにキャリアチェンジできなかっただろうからです。ぼくの選択肢を広げてくれたAWSには心から感謝しています。

ステップ3の「職業人生におけるコントロールを自分で握る」は簡単に言うと「ワーク・ライフ・バランスの実現」のことです。使命が達成できても忙しすぎては成功とはいえないというわけですね。この点について転職先への不安は感じていません。オンライン面接の面接官が子育て中のご様子だったからです。

総じて今回の転職活動は大成功だったと思っています。あとはこの幸運を活かして使命の達成に邁進するのみです。

「使命」ありきの3つのステップ キャリアの成功とは何か DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文

AWS Japanを退職します

アマゾンウェブサービスジャパン株式会社を7月18日付けで退職することになりました。有休消化を経て次の勤務先ではインフラエンジニア兼SREを務める予定です。転職先はまだ明かさずにおきます。

ぼくがITエンジニアとして職業人生で達成したい使命は以前の記事に書いたとおり「システムの性能効率性および保守性を向上させる」です。このたびその使命を果たせそうな企業との縁があり転職することにしました。

SRE業では当然システムの信頼性にも責任を持つことになります。信頼性に向き合うのは初めてなので入社日までに基本書を読み漁るつもりです。

転職10回目とメチャクチャな経歴のぼくを採用してくれたAWSには心から感謝しております。ぼくが若ければまだまだお世話になっていたいところでした。今後はユーザ企業の一員としてお世話になります。サポートへの問い合わせもすることでしょう。現同僚のサポートエンジニアの皆様には引き続きよろしくお願いします。

AWS Japanに転職します

8月から、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社で働くことになりました。憧れの企業だったので、入社決定から1か月ほど経っても、まだ不思議な気分です。

職種はプレミアムサポートです。ソリューションアーキテクトにすべきか迷ったのですが、サポート業務の経験があることと、常時リモート勤務が可能なことから、サポートに応募しました。

今日は現職、ベルトラ株式会社での最終出勤日。優秀な方々に囲まれ、充実した3年半でした。AWSの面接でアピールした実績のほとんどは、ベルトラで積んだものです。関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

明日から勤務初日までの半月ほど、羽を伸ばします。まずは、いつも支えてくれている妻と祝杯をあげる予定です。


以下、AWSへの応募を考えている方向けのメモです。

面接対策に読んだ本

やっておいてよかったこと

アピールした実績の例

  • NewRelicを導入し、サイトのパフォーマンスを可視化した。また、チューニングをほどこし、平均応答速度を半分未満に改善させた
  • 検索システムを内製化し、運用コストを6分の1に減らした
  • 続けるメリットの低いプロジェクトの中止を、外部から進言した
  • メール到達率をKibanaで可視化した。また、送信エラーの原因を修正し、到達率を0.5%向上させた
  • 重要なメールの送信エラーを検知し、Slackに通知する仕組みを作った。それにより、能動的なサポートが可能となった
  • 大量ページを対象とするA/Bテストの仕組みを整備した
  • マイクロサービスのインフラを、未経験のサービス(ECS/Fargate および GitHub Actions)で構築した
  • マイクロサービスの一部を、未経験のプログラミング言語(Go)で実装した(以上、ベルトラ株式会社)
  • 営業担当者向けの集計処理を、Slackコマンドで実行できるようにした(株式会社マーズフラッグ)
  • サイトリニューアルのシステム側を、手を動かしつつ仕切った(ビューティーナビ株式会社)
プロフィール

ENECHANGE株式会社VPoT兼CTO室マネージャー。AWS Community Builder (Cloud Operations)。前職はAWS Japan技術サポート。社内外を問わず開発者体験の向上に取り組んでいます

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