あるエンジニアがあるプロジェクトにぜひ参画したいと思える条件は何か。ぼくの場合は「内容が適度にチャレンジングであること」が大きい気がする。簡単すぎるものでも、難しすぎるものでも、やる気が起きない。プロとしては恥ずべきことかもしれないが、人間、そんなものだとも思う。
とはいえ、やはりこれはぼくの怠慢でもある。簡単すぎるのは、自分がわりと知っている言語やOSやDBといった環境だからかもしれない。裁量範囲が広いのなら、書いたことのない言語で書いてみるとか、使ったことのないOSを使ってみるとか、難度を上げる方法は多々あるだろう。
逆に、難しすぎる場合でも、機能の一部だけなら実装できそうだとか、UI設計だけならできそうだとか、できる範囲のタスクを見つけ、何らかの貢献はできるはずだ。
プロジェクトへの参画に消極的な若手エンジニアに対しては、簡単そうだからなのか、難しそうだからなのか、聞いてみるとよさそうだ。答によっては、気持ちをほぐすことができるかもしれない。もちろん、難度以外の理由があれば、その対策を一緒に考えてあげることもできる。