2017年07月

技術士の第二次試験を受験した

昨日、技術士(情報工学部門)の第二次試験を東大の駒場キャンパスで受けてきた。手ごたえとしては、午前の択一式試験で足切りされそうで怖い、でも午後の論文試験はがんばって書いたぞ、という感じ。

午前の択一式試験は、5択問題が20問出題され、うち15問を選択して9問以上正解していれば合格というものだ。過去問よりレベルが高く感じ、9問以上正解している自信がない。昨年、一次試験を受けたときにはすぐに申し込んだ解答速報サービスも、今回は躊躇している。7月24日になれば公式サイトで正答が公開される予定なので、自己採点はそれまで先延ばしにしておく。

午後の論文試験は2部制で、1部は2400文字の論文を2時間で、2部は1800文字の論文を同じく2時間で仕上げなければならない。論文試験で受かったためしがないのでこちらも自信はないが、修行だと思ってがんばって書いた。がんばれば時間内に書ききれることがわかったので、ほかの論文試験を受ける際の心の余裕にはつながると思う。

合格発表は10月31日の予定だ。万一合格していたら、口頭試験の準備に慌てふためくことになるだろうが、そのときは未来の自分にどうにかしてもらうしかない。


追記(2017-07-24)

午前試験の自己採点をしたところ、正答は7問だった。残念ながら足切りということになりそうだ。また来年がんばろう。


追記(2017-10-29)

すっかり忘れていたが、27日に合格発表があった。自己採点どおり不合格。

「Rubyくらぶ」に講師アシスタントとして参加した

三鷹産業プラザで開かれている「Rubyくらぶ」に講師アシスタントとして参加してきた。中高生Rubyプログラミング講師養成講座を先日受講したのが縁で、お声がけいただいたのだ。今回が初参加である。

Rubyくらぶは、18歳以下のプログラミング経験者が、自分のレベルにあったRubyプログラミングの課題を進めていく講座だ。毎年4月に開講し、月に1度のペースで講義がおこなわれている。

今回の受講者は3名だった。いつもはもっといるらしいのだが、期末テストが近いなどの理由で不参加が続出したのだそうだ。スタッフの大人のほうが多い状態で、子供たちにはプレッシャーだったのではないかと少々不安だ。

受講者の1名はRPGツクールでRPG製作を進めていた。ぼくはそのソフトを使ったことがないので、彼には何のアドバイスもできなかった。

残りの2名はDXRubyを使ったRPG製作の課題に取り組んでいた。他の講師アシスタントの方がお書きになったテキストを使って、サンプルコードを真似して入力したり、答えの書かれていない発展問題を頭をひねりつつ実装したりする内容だ。こちらは純粋なRubyプログラミングなので、子供たちの背後で様子をながめて、悩んでいそうなときには声をかけることができた。


子供たちの行動ひとつひとつが、ぼくには興味深かった。下記のようなものだ。

  • エラーメッセージの英語が理解できず、Google翻訳で日本語訳を調べる。例えば「syntax error」
    • 「構文エラー」であることは分かったが、「構文」が何なのか分からず、Googleで調べる
    • この作業を何度もタブを開き直してやり直す
  • インデントに頓着しない
  • 「end」過不足のエラーが頻繁に起こる

そんな次第で、子供に限らず、Rubyプログラミング初心者に教える際には、以下のような配慮が必要なのかもしれないと思った。

  • エラーメッセージの種類と修正例を教える
  • ブラウザの効率的な利用方法を教える
  • インデントの重要性について教える
  • 「end」が必要となる条件について教える
  • シンタックスハイライトに対応したテキストエディタを使ってもらう

Rubyくらぶには、今後も可能な限り参加するつもりだ。

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プロフィール

ENECHANGE株式会社VPoT兼CTO室マネージャー。AWS Community Builder (Cloud Operations)。前職はAWS Japan技術サポート。社内外を問わず開発者体験の向上に取り組んでいます

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