2019年07月

統計検定2級のCBT試験に合格したのに後悔している

統計検定2級CBT試験東京パソコンアカデミー府中校で受験し、100点満点中68点で合格しました。が、合格はまぐれです。完全に勉強不足で、勘で答えた問題が何問もありました。

ぼくの事前知識は、通信制大学で確率論を少し学んだのち、統計検定3級に合格した程度でした。いずれも5年前の話です。

その程度の知識なら、2級の受験準備に数ヶ月はかけるべきだったと後悔しています。勢いだけで、7月7日に20日後の試験を申し込んでしまいました。いつも勢いで行動して後悔するタイプなんですよね…。合格の自信は最後まで得られませんでした。


以下は使った教材と、ぼくの評価です。挫折したものも含め、勉強した順に並べています。

過去問題集:『日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2016〜2018年]』
出題のレベルや傾向がわかるので必須だといえます。が、いきなり解いてもわけがわかりません。何らかのテキストで勉強してから進めるのがよいと思います。
統計学の時間
2級試験の範囲を無料で学べるありがたいサイトです。が、これもぼくには難しく感じました。
完全独習 統計学入門
この本のおかげで、統計学の初歩がつかめた気がします。おすすめです。
はじめての統計学
大学の教科書でした。前項の『完全独習 統計学入門』で推薦されており、まだ手元にあったので読みました。時間がなかったので途中でやめましたが、この本もわかりやすくておすすめです。
公式テキスト:『改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎』
1章だけ読みましたが、さっぱり理解できませんでした。

これから勉強する方は、数ヶ月かけて、以下の順番で勉強するのが効率的なのではないかと思います。

  1. 『完全独習 統計学入門』(または『はじめての統計学』)
  2. 統計学の時間
  3. 過去問題集

ちなみに、ぼくの過去問の正答率は6割前後です。すべて解けるようになりたいなあ。

情報処理技術者試験は転職時に評価されないこともない

「情報処理技術者試験なんて役に立たない」という意見をたまに目にします。が、それはその方の要領が悪いだけでしょう。少なくともぼくには、転職活動時に合格を評価された経験があります。

2014年9月、転職活動をしていたぼくは、ある企業から内定をいただきました。当時ぼくは41歳で、採用のハードルはそれなりに高かったはずです。

その際、入社を認める条件として「情報処理技術者試験の合格証明書の提出」を要求されました。事前に渡した履歴書の保有資格欄に、応用情報技術者試験、データベーススペシャリスト試験、そして情報セキュリティスペシャリスト試験の合格歴を記載していたのです。

仮に、合格歴が評価に影響しないのであれば、合格証明書の提出は不要なはずです。提出させるということは、多少は評価されていたのだと思います。ひょっとすると、先方は単に「応募者が嘘つきかどうか見きわめたかった」だけなのかもしれません。が、そうだとしても「嘘つきかどうかの判定には役立つ」とはいえるわけです。

その企業とは結局は縁がなかったのですが、試験合格を評価してくれたことに今は感謝しています。

情報処理技術者試験アンバサダー(非公認)が試験の魅力を語ります

情報処理技術者試験が好きすぎて困るので、今日から非公認アンバサダーとして、試験の魅力を発信していくことに決めました。IPAには事前確認済みですが、文字どおり非公認、非公式、ぼくが勝手に進める活動なので、その点は誤解なきようお願いいたします。

初回の今回は、ぼくが思う情報処理技術者試験の最大の魅力について語ってみます。


情報処理技術者試験の最大の魅力は、ずばり「やりこみ」です。試験区分は情報処理安全確保支援士試験を含めると13区分あります。これ、ぜんぶ合格したくなりませんか?

  • ITパスポート試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • ITストラテジスト試験
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • システム監査技術者試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

ぼくはWebエンジニアなので、エンベデッドシステムスペシャリスト試験とシステム監査技術者試験を除く11区分は、業務に関係が深いんですよね。勉強して無駄になることはないし、試験を受けない理由がない。

そんな気持ちで受け続けてきたら、未合格が下記の5区分となりました。

  • ITパスポート試験(昔の初級システムアドミニストレータ試験には合格済み)
  • 基本情報技術者試験(昔の第二種情報処理技術者試験には合格済み)
  • ITストラテジスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • 情報処理安全確保支援士試験(昔の情報セキュリティスペシャリスト試験には合格済み)

図抜けた技術者でないぼくでも、コンプリートが現実的に見えてきたわけです。やればできる。

というわけで、すっかりハマってしまいました。ゲームのやりこみが好きなITエンジニアの皆さん、とりあえず受験してみてはいかがですか。たぶんハマると思います。

プロフィール

ENECHANGE株式会社VPoT兼CTO室マネージャー。AWS Community Builder (Cloud Operations)。前職はAWS Japan技術サポート。社内外を問わず開発者体験の向上に取り組んでいます

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