昨日、東大の駒場キャンパスで、技術士の第一次試験を受験してきた。日本技術サービス社の解答速報で採点した結果、3科目とも50%以上の得点を取れていたので、合格できそうだ。
技術士という資格は、ITエンジニアには知名度が低いと思うが、国家資格であり、名称独占資格である。機械部門、船舶・海洋部門といった21の技術部門に分かれており、ITエンジニアなら、情報工学部門を目指すのが一般的だろう。
取得によるメリットがあるのかどうかはわからないが、まあデメリットはないだろうと考え、受験を決めた。幸い、第一次試験の過去問を解いてみたら合格圏内だったので、とくに勉強する必要はなさそうだった。
午前の適性科目は、15問中13点。常識で答えられる問題がほとんどなので、不安はなかった。
午後ひとつめの専門科目(情報工学部門)は、25問中17点。これも、自分の専門分野なので、不安はなかった。ただ、思ったより得点が低いのが情けない。
最後の基礎科目は、15問中10点。もし不合格になるとしたら、この科目だろうと思っていた。解析、材料・化学・バイオ、環境・エネルギー・技術といった、ぼくにはなじみのない分野が出題範囲に含まれている。とはいえ、設計・計画、情報・論理で満点(6点)が取れれば、どうにかなるだろうとも思っていた。実際、その6点と、環境・エネルギー・技術の3点、材料・化学・バイオの1点で、どうにかなった。
合格発表は12月15日の予定。そのあたりで「技術士の第一次試験に合格した」という記事が書かれなければ、マークミスをやらかしたか何かだと思ってください。
追記(2016-10-17)
正答が公開された。上記の自己採点で使った解答速報には誤りがあり、適性科目が14点、専門科目が18点と、それぞれ1点ずつ増えた。得した気分。