明治大学の和泉キャンパスで、日本語教育能力検定試験を受けてきた。大雨だったので、行きも帰りもタクシー。会場が家からわりと近いので助かった。
この検定試験に合格すると、日本語教員の資格を持つものとみなされる。ただ、日本語教員の資格を得る手段はこれだけではない。大学で日本語教育に関する科目を修得する、日本語教師の養成講座を受ける、といった方法がある。このうち、ぼくにとっていちばん手っ取り早そうなのが試験の合格だった。
日本語教師を目指そうと思ったそもそものきっかけは、以前「日本語検定1級に合格した」という記事に書いたとおり、日本語が自分の得意分野だと気づいたからだ。今の仕事であるプログラミングと、日本語関連のスキルを総合して、世のためになることが何かしらできればと考えている。
試験を受けてみての合格の自信は70%程度だ。マークシートをすべて埋めたのはもちろん、記述問題も自分なりに手応えがあった。
勉強には『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版』を使った。これだけでは不安だったが、昨日『平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験問題』を解いてみると、意外と点数が取れそうなことがわかり、安心した。これから勉強する人には、先に過去問題を解くことを勧める。常識で解ける問題がけっこうあるからだ。
追記(2017-10-23)
アルクの解答速報が出たので自己採点してみた(選択問題のみ)。試験IIは、どの選択肢を選んだのかメモし忘れた問題が3問あったので、すべて不正解とみなして計算している。
正解数 | 問題数 | 正解率 | |
---|---|---|---|
試験I | 78 | 100 | 78.0% |
試験II | 27 | 40 | 67.5% |
試験III | 61 | 80 | 76.3% |
計 | 166 | 220 | 75.5% |
この試験は難度によって合格基準点が変わるため、これで合格かどうかは分からない。例年と同じ難度であれば、仮に記述式問題の得点が0点であったとしても、合格圏内のようだ。12月中旬の合否発表を楽しみに待つ。
追記その2(2017-10-23)
大原の解答速報も出た(まだ試験Iのみ)。これで自己採点すると、正解数が74となった。機関によってこれだけ差があるのは、試験の難度が高かったためだと思いたい。