以前から思っていた。

データベースでもHTTPDでもOSでもなんでも、統計データをもとに適切な設定に自動的にチューニングしてくれればよいのに、と。

自律型データベース登場のニュースを見て、ぼくが思うまでもなく、そうした方向の技術革新が進んでいることが分かった。

不細工なコードを保守しやすいコードに自動的にリファクタリングしてくれるプログラミング言語とか、適切な粒度、適切なメッセージで自動的にコミットしてくれるバージョン管理システムとか、「怠惰」を美徳とするプログラマなら、そういうものをこそ追い求めるべきなのではないのか。

プログラマにとって「リファクタリングの知識を得ること」が重要なのではない。「リファクタリングによって得られる結果」こそが重要なのだ。同じ結果が得られるのであれば、手間はかからないほうがよい。さて、プログラマが本当に学ぶべきこと、考えるべきことは何なのだろうか。