あけましておめでとうございます。もう平成30年なんですね。昭和から平成に変わったのは、ぼくが高校1年生の1月のことでした。あのころの世間は自粛ムードで、クラスメートへの年賀状に「自粛」と2文字だけ書いて送ったのを覚えています(ひどい)。あれから29年ですから、そりゃ歳もとるわけですね。誕生日が来れば45歳、いよいよアラフィフの仲間入りです。
そんなアラフィフ元年の今年、ぼくがどんなことをしたいと考えているのか、この記事にまとめておきます。昨年末に読んだ『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)』が面白かったので、その紹介を兼ねてのことです。
『幸せのメカニズム』の概要
同書の内容をざっくりまとめると「1500人にアンケートした結果から、主観的な幸福度に大きく影響する心的特性が4つの因子に分類できた」となります。
以下、それぞれの因子について簡単に説明します。
第一因子:「やってみよう!」因子
同書によれば、下記4つの質問に当てはまる傾向のある人は、主観的に幸福だと感じている割合が高かったそうです。
- 私は有能である
- 私は社会の要請に応えている
- 私のこれまでの人生は、変化、学習、成長に満ちていた
- 今の自分は「本当になりたかった自分」である
著者はこれらの質問に通底する心的特性を「やってみよう!」因子と名付けました。
他の因子についても同様なので、因子名と質問だけ記載します。
第ニ因子:「ありがとう!」因子
- 人の喜ぶ顔がみたい
- 私を大切に思ってくれる人たちがいる
- 私は、人生において感謝することがたくさんある
- 私は日々の生活において、他者に親切にし、手助けしたいと思っている
第三因子:「なんとかなる!」因子
- 私はものごとが思い通りにいくと思う
- 私は学校や仕事での失敗や不安な感情をあまり引きずらない
- 私は他者との近しい関係を維持することができる
- 自分は人生で多くのことを達成してきた
第四因子:「あなたらしく!」因子
- 私は自分のすることと他者がすることをあまり比較しない
- 私に何ができて何ができないかは外部の制約のせいではない
- 自分自身についての信念はあまり変化しない
- テレビを見るときはあまり頻繁にチャンネルを切り替えない
どの因子が欠けてもダメ
ここで重要なのは、4つの因子、どれかが低いと、主観的幸福度が下がるということです。著者はこれを、幸福をよぶといわれる四つ葉のクローバーにたとえています。
ぼくは「ありがとう!」因子が低い
みなさんは四つ葉がそろっているでしょうか。ぼくは残念ながら「ありがとう!」(第二因子)が低い自覚があります。
ぼくは「やってみよう!」(第一因子)と思ったことはやってみるタイプだし、わりと楽観的に「なんとかなる!」(第三因子)と考えるタチです。また、ことさらに「あなたらしく!」(第四因子)といわれずとも、運転免許を取らなかったり、子供を作らなかったり、好きなように生きてきました。
そんなわけで、「ありがとう!」因子を高めれば、いま以上に幸福を感じられるんじゃないかと思った次第です。
本題:今年の抱負
同書では「ありがとう!」因子を高める方法として、専門性を活かした社会貢献活動が勧められています。ぼくが得意なのはプログラミングと日本語なので、それらを活かした副業やボランティア活動に今年は力を入れようと思っています。具体的には、下記に取り組みます。
いずれも、同書を読む前から、取り組もうと考えていたことではありました。CodeCampのほうは、すでに勤務先から副業を許可してもらい、講師面接もパスしています。あとは始めるだけ。PHPマニュアルの翻訳は、昨年何ページか実施済みです。他の勉強を優先するため中断していましたが、また再開します。
また、昨年始めたRubyくらぶの講師アシスタントや、JAPAN MENSAのIT小委員会での活動も、引き続きおこないます。
とはいえ、本業をおろそかにしては本末転倒なので、できる範囲でやっていきます。「そこそこで満足する」のも幸福の秘訣だそうです。