青山学院大学の青山キャンパスで、プロジェクトマネージャ試験を受けてきました。午前1は免除、午前2と午後1は手応えあり、苦手な午後2も今までで一番まともな論述ができたので、合格の望みはまったくゼロではないと思っています。これまで、システムアーキテクト試験の午後2で2度不合格になっているので、せめて1度だけでも論述式試験を突破したいのです。
午前2は、例年どおり過去問の再出題が多く、過去問にしっかり取り組んでさえいれば通過できる印象でした。制限時間は50分ですが、半分ほどの時間で解き終えました。ただ、試験終了時刻までは退室できないため、早く終わっても自席で休むくらいしかできません。
(追記:自己採点したら96点でした。もう正答が出ていたんですね)
午後1は、EVMに関する問題が出たら解ける自信がないので避けようと思っていたのですが、今年は出題がなく、問1から問3までどれを選んでも同じような印象でした。結局、問1と問2を順番に解き、試験終了時刻の11分前に解答欄がすべて埋まりました。10分前までは退室可能なので、そうしようかとも思ったのですが、解答に自信の持てない箇所があったので、時間いっぱいまで見直すことにしました。が、残念ながら、自信の持てる解答は最後まで浮かびませんでした。
リポビタンDをぐいっと呑み干して臨んだ午後2は、がんばれば書けそうな問1を選びました。過去に受けたシステムアーキテクト試験の経験から、論述の内容を設計せずに書き始めても良い結果にならないと学んでいたので、今回は設計してから書くことにしました。ただ実際には、詳細まで設計している時間はなく、設問ア・イ・ウへの解答がどうにか矛盾なく書き切れそうだと感じた段階で、ペンを走らせ始めました。ここまで、大体10分くらいだったかと思います。そこからはひたすら原稿用紙を埋め、試験終了時刻の3分前に規定の文字数を超えたところで、震える手で「以上」の2文字を書きました。
というわけで、自分なりにベストは尽くせたと思っています。
ちなみに、今回の受験にあたって読んだ本は下記の通りです。
- ポケットスタディ プロジェクトマネージャ[第2版] (情報処理技術者試験)
- プロジェクトマネージャ合格論文の書き方事例集 第5版 (合格論文シリーズ)
- プロジェクトマネージャ 午後1 最速の記述対策 2018年度 (TACの情報処理技術者試験対策シリーズ)
- プロジェクトマネージャ 午後2 最速の論述対策 2018年度 (TACの情報処理技術者試験対策シリーズ)
- 800字を書く力 (祥伝社新書 102)
- "ふくしま式200字メソッド"で「書く力」は驚くほど伸びる!
- 変化に強い計画・問題発見の技術 プロジェクトの「測る化」
- 最短で達成する 全体最適のプロジェクトマネジメント
冊数に、自信のなさが現れている感じです。
最後に、不合格だったときの自分への慰めとして書いておきます。プロジェクトマネジメント経験の乏しいぼくが今回勉強して一番よかったのは、クリティカルチェーンを知ったことでした。PMBOKの最新版ではクリティカルチェーンの話題が消えているらしく、今後どのように扱われるのか分かりませんが、プログラマのぼくにはとてもしっくりくる考え方なのです。ぜひ実践してみたいと思いました。このような視野の広がりが、よく知らない分野の資格を取ろうと勉強するメリットのひとつであることは間違いありません。