この土日、株式会社まちづくり三鷹が主催している「夏休みRubyプログラミング講座」に講師アシスタントとして参加した。子供たちにプログラミングを教えると、予想していなかった事態がいろいろと起こる。疲れるが、楽しい経験だった。
ぼくが参加したのは「Webアプリケーション制作コース」。2日間で、Ruby on Railsのアプリケーションを2つ作る。参加者は小学生から高校生まで、全12名だった。
教える前は、小学生にRailsアプリが作れるのか不安だったが、意外に大丈夫なものだ。Cloud9というサービスを使えば、アプリケーションの開発から実行まで、すべてブラウザで済んでしまう。初学者にはうってつけのサービスだと思った。
以下は気づいたことのメモ。
- キータイプに時間がかかる。経験を積めば速くなるのだろうが、その前に嫌にならないか心配だ
- コマンド実行を怖がる。「おかしなコマンドを実行しても何とかなる」と、しつこく伝えたほうがよい
- 講師の話を聞かない。これは仕方ないだろうから、テキストを充実させるのが得策だ
- 細部にこだわる。たとえばクイズアプリの問題を考えるのに夢中になり、進行が遅れる
- 短期の講座には、◯×ゲームなど、誰が作っても同じ結果になるものが向いていそうだ
- 困っても聞かない。手を挙げて知らせることはしないが、そばによると目で訴えてくる
一部の子に、こういう傾向が感じられた。だからといって、子供たちを批判したいのではない。ぼくの子供時代はもっとひどかった。教える側が、子供の特性を理解して、工夫すべきということだ。