技術士(情報工学部門)

技術士(情報工学部門)の第二次試験を再々受験して思ったこと

池袋の後藤学園で、技術士(情報工学部門)の第二次試験を受けてきました。選択科目は「ソフトウェア工学」です。新しい試験制度の印象は、記述量が増えて疲れた出題内容がシステムアーキテクト試験の午後2に近くなった、の2つでした。

記述量は、昨年までの「4200字以内」から「5400字以内」に増えました。昨年までは午前の必須科目が択一式だったのですが、今年から記述式試験に変わったのです。最後のほうは手が疲れ、普段から汚い字がより汚くなってしまいました。採点者の方には申し訳ないことです。

変わったのは記述量だけではありません。応用能力、問題解決能力、課題遂行能力が従来より重視されるようになりました。そのため、経験に基づいた記述を求められるシステムアーキテクト試験の午後2に近づいた印象です。システムアーキテクト試験にはなんとか合格しているので、ぼくにとってはありがたい傾向ではあります。

もし今年も結果が芳しくなければ、来年は選択科目を「ソフトウェア工学」から「情報基盤」に変えてみようかなと思っています。一昨年、昨年と「ソフトウェア工学」で受験したため、今年も深く考えずに「ソフトウェア工学」で申し込んでしまいました。昨年までの「情報ネットワーク」が「情報基盤」に再編され、その「情報基盤」に「ウェブシステム及び関連技術に関する事項」が専門分野として含まれていることに気づいたのは、昨日のことでした。ぼくはずっとウェブシステムに関わってきたので、そちらを選ぶのが適切だった気がします。実際に問題を見てみると、SPAやCDN、パスワード定期変更や証明書期限切れといった、あれこれ書きたくなるような面白い内容でした。

筆記試験の合格発表は10月29日です。それまでひたすら待つしかありません。正答がないため自己採点できないのです。仮に合格していても、次は口頭試験が待っています。なかなかハードな試験です。

追記(2019-10-29)

今年もダメでした。狭き門すぎる…。

技術士の第二次試験を受けました(1年ぶり2度目)

東大の駒場キャンパスで、技術士の第二次試験を受けてきました。昨年は午前の択一式試験で足切りという結果だったのですが、今年は午後の記述式試験を採点してもらえる可能性がなきにしもあらずな感じです。

技術士は名称独占の国家資格で、機械部門、船舶・海洋部門、航空・宇宙部門といった21の部門に分かれています。ぼくが受けている情報工学部門は、さらにコンピュータ工学、ソフトウェア工学、情報システム・データ工学、情報ネットワークの4つの選択科目に分かれています。ぼくは昨年と同じくソフトウェア工学を選びました。

午前試験は昨年よりは易しい印象でした。JESの解答速報を信じるなら、ぎりぎり突破していそうです。

午後試験は時間的にかなり余裕をもって解答できました。12時半からの科目IIは30分残し、15時からの科目IIIは1時間残しで筆を置きました。とくに後者は「技術的負債」と「OSS」に関する2問のうち1問を選んで答えるもので、どちらを選んでもそれなりにスラスラ書けそうな内容でした。ちなみにぼくはOSSを選びました。早く終えても途中退室はできないのですが、10時から17時までと長丁場の試験なため、少しでも休めるときに休んだほうがよいと思い、スピードを重視することにしました。(単に夏バテ気味で疲れているのかも…)

もし合格していたら、次は口頭試験となります。緊張しやすい性格なので、まだ結果も分からないのにソワソワしています。


追記(2018-07-23)

択一式試験の正答が公開されたので自己採点したところ、15問中11問が正解でした。合格基準の9問を超えているため、足切りは免れたようです。午後試験を含んだ合格発表は10月30日です。


追記(2018-10-30)

残念ながら不合格でした。去年は情報工学部門の第二次試験受験者が540名、合格者が39名、合格率が7%だったそうです。すぐれた論文が書けないとダメなんでしょうね。来年も受けるつもりではいますが「合格したら儲けもの」ぐらいの気持ちで臨みます。

技術士の第二次試験を受験した

昨日、技術士(情報工学部門)の第二次試験を東大の駒場キャンパスで受けてきた。手ごたえとしては、午前の択一式試験で足切りされそうで怖い、でも午後の論文試験はがんばって書いたぞ、という感じ。

午前の択一式試験は、5択問題が20問出題され、うち15問を選択して9問以上正解していれば合格というものだ。過去問よりレベルが高く感じ、9問以上正解している自信がない。昨年、一次試験を受けたときにはすぐに申し込んだ解答速報サービスも、今回は躊躇している。7月24日になれば公式サイトで正答が公開される予定なので、自己採点はそれまで先延ばしにしておく。

午後の論文試験は2部制で、1部は2400文字の論文を2時間で、2部は1800文字の論文を同じく2時間で仕上げなければならない。論文試験で受かったためしがないのでこちらも自信はないが、修行だと思ってがんばって書いた。がんばれば時間内に書ききれることがわかったので、ほかの論文試験を受ける際の心の余裕にはつながると思う。

合格発表は10月31日の予定だ。万一合格していたら、口頭試験の準備に慌てふためくことになるだろうが、そのときは未来の自分にどうにかしてもらうしかない。


追記(2017-07-24)

午前試験の自己採点をしたところ、正答は7問だった。残念ながら足切りということになりそうだ。また来年がんばろう。


追記(2017-10-29)

すっかり忘れていたが、27日に合格発表があった。自己採点どおり不合格。

プロフィール

ENECHANGE株式会社VPoT兼CTO室マネージャー。AWS Community Builder (Cloud Operations)。前職はAWS Japan技術サポート。社内外を問わず開発者体験の向上に取り組んでいます

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