国家資格・検定(IT系)

ウェブデザイン技能検定の検定委員を辞任した

ウェブデザイン技能検定の検定委員を辞任しました。昨日メールで意向を伝え、本日了承いただきました。

委員になったのは昨年2月のことです。が、実際に委員業を務めたのは、その2月と9月の試験だけでした。試験の準備も受付も監督もかなり大変で、割に合わないと感じたためです。以降は参加の打診を断り続けました。今だと新型コロナの感染リスクもあるので、なおさら参加する気持ちになれません。

任期は2年なので、来年2月の満了を待つ手もあります。が、さすがに断り続けるのがつらくなり、区切りをつけることにしました。関係者の皆様には申し訳ありません。試験の裏側を知ることができたのは、楽しい経験でした。

技術士(情報工学部門)の第二次試験を再々受験して思ったこと

池袋の後藤学園で、技術士(情報工学部門)の第二次試験を受けてきました。選択科目は「ソフトウェア工学」です。新しい試験制度の印象は、記述量が増えて疲れた出題内容がシステムアーキテクト試験の午後2に近くなった、の2つでした。

記述量は、昨年までの「4200字以内」から「5400字以内」に増えました。昨年までは午前の必須科目が択一式だったのですが、今年から記述式試験に変わったのです。最後のほうは手が疲れ、普段から汚い字がより汚くなってしまいました。採点者の方には申し訳ないことです。

変わったのは記述量だけではありません。応用能力、問題解決能力、課題遂行能力が従来より重視されるようになりました。そのため、経験に基づいた記述を求められるシステムアーキテクト試験の午後2に近づいた印象です。システムアーキテクト試験にはなんとか合格しているので、ぼくにとってはありがたい傾向ではあります。

もし今年も結果が芳しくなければ、来年は選択科目を「ソフトウェア工学」から「情報基盤」に変えてみようかなと思っています。一昨年、昨年と「ソフトウェア工学」で受験したため、今年も深く考えずに「ソフトウェア工学」で申し込んでしまいました。昨年までの「情報ネットワーク」が「情報基盤」に再編され、その「情報基盤」に「ウェブシステム及び関連技術に関する事項」が専門分野として含まれていることに気づいたのは、昨日のことでした。ぼくはずっとウェブシステムに関わってきたので、そちらを選ぶのが適切だった気がします。実際に問題を見てみると、SPAやCDN、パスワード定期変更や証明書期限切れといった、あれこれ書きたくなるような面白い内容でした。

筆記試験の合格発表は10月29日です。それまでひたすら待つしかありません。正答がないため自己採点できないのです。仮に合格していても、次は口頭試験が待っています。なかなかハードな試験です。

追記(2019-10-29)

今年もダメでした。狭き門すぎる…。

ウェブデザイン技能検定の検定委員に就任しました

1月30日、ウェブデザイン技能検定の検定委員に応募しました。2月4日に正式な就任依頼が届き、拝命した次第です。

ウェブデザイン技能検定は国家資格で、合格すると「ウェブデザイン技能士」を独占的に名乗ることができます。ぼくも昨年の1級試験に合格したので、1級ウェブデザイン技能士のひとりです。等級は1級から3級まであります。

検定委員を募集していることは、募集ページを見て知っていました。いつか応募したいとも思っていたのですが、断られたらショックなので、先延ばしにしていました。

それでも今回応募したのは、検定事務局から「急募」の知らせがあったためです。このタイミングなら断られないだろうと推量しました。困っている方を助けたかったという思いも少しはあります。

検定委員の職務は「実技試験の採点、その他当該職種の試験会場における技術的事項に関する業務」です。ぼくも2月17日の試験から、実際に業務にあたることになります。試験は年4回。よほどの事情がないかぎり、毎回参加しようと考えています。

任期は2年以内ですが、再任可能とのことなので、できるだけ長く務められるよう努力します。

プロフィール

ENECHANGE株式会社VPoT兼CTO室マネージャー。AWS Community Builder (Cloud Operations)。前職はAWS Japan技術サポート。社内外を問わず開発者体験の向上に取り組んでいます

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